夏スクが終わった。
やっぱり去年より今年の方が全然気が楽だ。
去年は狂ったように勉強していた感じがしたんだけど
今年は恐ろしいまでの仕事と親戚の用事で勉強にかける力が本当に少なかった。
の割にはテストはできた気がする(気がするだけで終わらないことを祈ります…)。
1期、2期、3期とフルで出て見て思ったことは
単位取るだけなら多分3期フルでとったほうがいい。
でもこれは本当に自分の血肉として
人生のパートナーを得るのだという科目に出会ったときには
その期は少なくともその科目だけ出たほうがいい。
なぜなら血肉になる密度が全然違うからだ。
きちんと摂取した授業という栄養が、胃を通し、
しまった筋肉になり、
使える「知」という体の一部になる。
105分集中するということは非常に難しいことだ。
私は50分をレギュラーレートの自分が集中できるタイムだと思っているが
伸ばせば90までいける。けど105分はやっぱいけない。
先生は105分を2回やり続けているわけだから本当に頭がさがる。
私がやったらガリガリになってしまいそうなものだが
先生方は全く問題なさそうに見える。
今年の夏スク、ファイナルの授業は政治学科専門の授業だった。
この先生は1時間目をテストにしてくれ、
2時間目はなんでも質問タイムとして105分質問に答え続けてくれた。
私の質問はGHQのなんちゃらかんちゃらだったんだけど
先生はそれに対して「これは学部生の卒論として面白いと思う」と言ってくれた。
最後の授業はテストも終わっているからか
非常に和やかかつ先生の熱も上がりっぱなしだった。
こんなに集中力のないダメダメな学生の自分でも、もっともっと聞きたいと思うほどの
面白さだった。
そうだなあ、とりあえず終戦記念日スペシャルくらい面白い。
先生2時間スペシャルできるんじゃないかと思った。
先生の2時間SPなら視聴率もがっちりあがりそうだ。
政治、戦後の言論空間、アメリカ、メリーランド…もうびっくりするほどの知識量で
さすが学者、さすが知のプロフェッショナル。
しかも難しい言葉、カタカナ言葉、深淵な言葉に頼ることなく
明晰かつ快活に、
品性高く豪快に話してくれた。
私にとって「明晰」という言葉は
何にも勝る賛美の言葉である。
これ以上明るく、責任重く響く、
だからこそ胸に響く言葉はないからである。
今年の夏スクで一番胸が熱くなる瞬間だった。
GHQがらみで卒論がかけるのなら一番いいと思った。
法学視点からどうやって描くかまず図案を考えようと思った。
先生が光を見出してくれたことで、
ますますアメリカへ行く目的ができて本当に嬉しい。
メリーランドに行こう。
そのために私はもっともっと英語を通して、彼らの文化を体に染み込ませて覚えさせたい。
それを次の世代の姪っ子や甥っ子に渡してあげたい。
人生は短い。
ほんとにあっという間に三週間が終わり
9月1日にレポート締切、
その次は週末スクに夜スクだ。
そして、きっとそこらへんで年が終わる。
…なんて怖い…。
今年も多分もう海外にはいけないので
来年2月にはなんとしてでも海外に出る支度をしなければ。
それにしても今日の授業は胸熱だったなあ…。
本当にありがとうございました。
あっそうそう、帰宅したらEスク哲学の結果が帰ってきていました。結果はA。あれだけ包んだアンセルムス先生の理解は間違っていなかったようです。ほっとしました。
カテゴリー:ALISA
コメントを残す